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クオリティを求めたら、
エドウインに行き着いた。

503のすべてを語ろう。

90年代を過ごした人ならば、503という数字を見て真っ先に思い浮かぶのはエドウインという人は多いはず。
いわば、型番で呼ぶことを覚えたデニムパンツの代表格、といったところだろうか。
そんな、国産デニムパンツの雄がフルモデルチェンジを果たして半年が過ぎた。今、改めてその魅力に迫る。

日之出出版Fine 503号掲載
写真/芹澤信次 スタイリング/森田晃嘉 ヘアメイク/サトウアツキ 文/安岡将文

今デニムパンツがおもしろい。そう確信させてくれるモデル

30代、40代なら知らない人はいない、エドウインの名モデル503。昨年9月に大幅リニューアルを決行し、新しい現代のスタンダードデニムの形を提案した。1997年に誕生した503は、国産デニムパンツにおける象徴的な存在だろう。それは、単に日本人向けに開発されたデニムパンツであるからではない。日本国内生産にこだわり続け、新たな加工技術、そして素材の開発など、日本ブランドとしての誇りを掲げるエドウインの哲学そのものだからだ。そんな503を通して、2021年に60周年を迎えるエドウインの歴史やこだわりにも迫ってみたい。昨今、デニム離れなどといわれている。確かに、かつてとはデニムを取り巻く環境は変わった。しかし、エドウインの503をひも解くほどに、日本におけるデニムパンツの未来は明るいと信じさせられる。新生503は、デニムパンツの魅力を再確認するために、うってつけの存在だ。

誕生から今に至るまでのこだわり、
“上質”であり続ける理由とは?

1997年の初代誕生から22年後に敢行したリニューアル。
これまでも何度か改良を重ねてはいるが、今回はかなり大胆に刷新された。
その意図とは?そしてその背景にある作り手の美学、想いとはどんなものなのだろう。

① メイドインジャパン

503登場から変わらず国産であり続ける。

米国からの輸入デニムへの不満を解消するべく、国産に踏み切ったのが出自となるエドウイン。海外生産モデルもあるが、503はデビュー以来国産を貫いている。生産は、自社工場とともにエドウイン専用のラインを設置した協力工場との連携によって作られる。企画担当の佐々木さん曰く「すべてを自社ではなく協力工場と提携することにより、新たな技術やトレンドの情報が入ってきます」。国産という目標をもとに築かれた、ワンチームってことだ。

② 自社工場

東北から世界に発信する国内生産における拠点。

秋田に構える自社工場の秋田ホーセ。その昔紳士服を縫っていた工場だったが、半世紀を経てエドウインの品質を作り出す工場として進化。ここは、いわばエドウインにとっての屋台骨。生地の裁断から縫製まで、一貫して行う。そこで長年蓄積された高い技術をもって、フラッグシップモデルである503が生産されているのだ。秋田ホーセでは、熟練の職人と最新のマシンの両立によって、1日に約1300本の生産を目標としている。

③ ワンウォッシュ

はきやすさだけじゃない。美しく、そしてエコも両立。

不均一な色落ちと洗濯時の過剰な縮みを解消すべくエドウインが1963年に始めたワンウォッシュ加工は、今やデニム界の常識に。加工工場は、秋田にあるジーンズM.C.D.にて行われる。503のワンウォッシュに採用される手法はエアーウォッシュ。オゾンによる力で生地表面だけの余分なインディゴを取り除くことで、色を過剰に落とすことなく、また生地を傷めることなく洗うことが可能に。オゾンは分解し酸素に還るので自然にも優しい。

④ クラボウの特許技術

世界でも他に類を見ない、新503オリジナルのデニム。

今回新たに採用したデニム生地は、クラボウが所有する特許技術を用いて共同開発したもの。3本の粗糸を撚り合わせた精紡交撚糸を縦糸に用いることで、毛羽の発生が少ないキレイかつシャープな表面感のデニム生地が完成。肌ざわりが圧倒的に進化しただけでなく、強度にも優れ、インディゴブルーの発色が美しく仕上がるのも魅力。ということは、つまり色落ちも美しいってことだ。

⑤ ユーズドウォッシュ加工

これぞ職人と言うべきユーズド加工の先駆者。

ユーズドウォッシュタイプの503は、秋田にあるジーンズM.C.D.にて加工が行われる。同工場ではウォッシュからシェービング、ダメージなど様々な加工が行われており、エドウインが世界で初めて採用したストーンウォッシュもここで行う。色落ちやアタリを演出するにはシェービングを行うが、503ではよりリアルに表現するため、手作業でシェービングを施し、ウォッシュを掛けて乾燥機に。実に手間が掛かっている。

⑥ サステナビリティ

昔からずっと続けてきた、そこにこそ意味がある。

エドウインが得意とするウォッシュ加工では、当然排水が発生してしまう。しかし、それが環境に負荷をかけないよう、ジーンズM.C.D.には工場内に排水処理施設を設置している。プールに溜められた排水はインディゴ染料で真っ青の状態だが、薬品処理に加えて酸素や栄養剤の添加、そして微生物処理を行うことで、魚が生息できるほどキレイな水に戻しているのだ。

ワンウォッシュのベーシックさが
僕らの毎日にフィットする。

レギュラー、ルーズ、スリムテイパードのシルエットから選べる503のワンウォッシュ。
環境に配慮したエアーウォッシュを採用し、インディゴ本来の発色をより引き出した美しい色味は、
主張しすぎることなく、どんなシーンにも似合う、デニムパンツの理想形だ。
そんな万能性が、気負わず過ごしたいラフな大人のライフスタイルに、しっくりとなじむはず。

リラックスした時間に
ちょうどいいこなれ感。

春の暖かな日差しが気持ちいい砂浜。ワンウォッシュによりなじんだデニムは、ビーサンとの気抜けたコーデに似合う。春らしい色のスウェットとともに、ここでは武骨さやタフさとは無縁な、リラックス感を楽しむ。

クセのないストレートなシルエット。
クラボウの特許技術を用いた生地が、ワンウォッシュでよりサラリとした肌触りに。

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タフなだけに終始しない
動きやすさだって大切だ。

アクティブなシーンには、ゆとりのあるルーズシルエットがいい。ストレッチ性があるから、薪割りだってOK。つまり、思いっきり遊べるってことだ。それでもインディゴの発色をより味深く見せるワンウォッシュが、あくまでもデニムらしい雰囲気を楽しませてくれる。

ゆとりはあるが、
もたつき感はないルーズなシルエット。
ちょいヒップハングも様になる。

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スタイリッシュにもはける、
つまり、毎日はけるってこと。

こなれつつも、インディゴが濃く残るワンウォッシュ。スリムテーパードなら、ワイドなロングコートとのメリハリある都会的コーデにマッチ。海にも山にも街にも、そんな懐深さが503にはある。

ストイック過ぎない、
絶妙な細さが見所のスリム。日本人体型に沿う尻ぐりが、自然なはき姿を演出。

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色やシルエットのチョイスで
自分らしい着こなしに!

ワンウォッシュ以外にも、さまざまな加工や色など多くのバリエーションが存在する503。
ビーチやキャンプではもちろん、旅やストリート、チャリやデートでだって、活躍してくれるってわけだ。
シルエットだって、3種類もあるしね。
シーンもシーズンも問わず、最高のはき心地をいつでも選べるって嬉しい。

大人の休日カジュアルにクリーンな白は確かに欲しい。

品良くまとめたトップスには、ホワイトデニムが似合う。ホワイトはスリムテーパードに加えて、くるぶし丈設定に。スニーカーともグッドバランスだ。

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チャリでガンガン走れるアクティブ派も納得のスリム。

90年代ストリートが人気の今、こんなブリーチは気になるところ。かなり薄い色落ちだが、スリムテーパードに加えて黒を合わせることで、ストリートな中にも都会的な空気感が。腰まわりまで伸縮性があるので、スポーツ系のチャリだって窮屈感なく乗りこなせる。

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ストリートでも海を感じる、うってつけな潮味デニム。

ヴィンテージさながらの色落ちが、これぞデニムの真髄といったところ。ならば当然アメカジで。青々としたデニムが、派手色のチェックシャツとスニーカーに映える。

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大人の春旅にはくならシックなブラックもいい。

大人な印象ではくならブラックデニムが狙い目。レギュラーストレートでなら品良いニットとで落ち着きと洗練さを両立する。伸縮性もあるから、大人旅に重宝。

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汚れなんか気にしない目一杯楽しむための1本!

前洗いを行いヒゲなどを加工することで、よりリアルなユーズド感を演出したルーズストレート。その自然でタフな顔つきは、フェスシーンに打ってつけだ。

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