"メイド・イン・ジャパン"のブルージーンズ、『EDWIN』。
日本から発信するジャパンクオリティとして、世界のファッションシーンからも注目されているデニムブランドだ。
そんな『EDWIN』がお届けする、世界に通用するハイクラスでハイクオリティジャパニーズサウンド、それが"Blue Music"である。
良くも悪くも、相対する意味を持つ"Blue"という言葉。
ココではさまざまなイメージを想像させてくれる、日本が世界に誇るジャパンクオリティなグッドミュージックを"Blue Music"として紹介してゆく。
■TRACK LIST | |
---|---|
A面 | B面 |
01. Summer Connection | 01. Law Of Nature |
02. くすりをたくさん | 02. 誰のために |
03. 何もいらない | 03. Silent Screamer |
04. 都会 | 04. Sargasso Sea |
05. からっぽの椅子 | 05. 振子の山羊 |
■TRACK LIST | ||||
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A面 | ||||
01.Summer Connection | 02.くすりをたくさん | 03.何もいらない | 04.都会 | 05.からっぽの椅子 |
B面 | ||||
01.Law Of Nature | 02.誰のために | 03.Silent Screamer | 04.Sargasso Sea | 05.振子の山羊 |
シンガーソングライターの大貫妙子が、1977年にリリースしたセカンドアルバム『SUNSHOWER』。
ソロとなってのファーストアルバム『Grey Skies』で展開した、山下達郎とのバンド、シュガーベイブ(Sugar Babe)的なサウンドの流れからの脱却をはかり、当時、海外で注目されていたフュージョンなどのクロスオーバーにいち早くアプローチした、当時としてはかなり先進的なサウンドの作品だ。
プロデューサーには、まだYMO(Yellow Magic Orchestra)結成前夜の坂本龍一。
参加ミュージシャンも、STUFFのドラマーのクリス・パーカーや細野晴臣をはじめ、今井裕、大村憲司、後藤次利、斎藤ノブ、山下達郎、渡辺香津美、清水靖晃、鈴木茂、村上秀一、林立夫、松任谷正隆などなど、いまではレジェンドミュージシャンとしておなじみのそうそうたるメンバーが大集結。
本人もとあるインタビューで「完璧にサウンド指向になっている」と語っているくらい、とにかくサウンドクオリティが恐ろしいほど高すぎて、すばらしすぎの一枚なのだ。
おすすめは、ラテンフュージョンサウンドに、医療問題に迫ったなんともメッセージ性の強い歌詞がミスマッチな「くすりをたくさん」。
当時、医者に行くとたくさんのクスリを出される医療に関して、ちょっとした批判の気持ちがあったという歌詞だけあって、詞だけを読むとかなり辛辣なので、若干心配になってしまう内容ではある。
しかし、思わずグルーヴに乗ってしまうのは、陽気すぎるノリのいいサウンドがバランスをとっているからなのかも。
そして、心に沁みこるストリングスとギターのカッティング、そして野太いベースラインがスバらしい「何もいらない」。
このグルーヴィーなベースは後藤次利、中盤の流れるようなギターソロは渡辺香津美によるもの。どちらも本当にすばらしすぎる。
じつは、コチラの歌詞も世の中に対して否定的な内容なのだが、間違いなく文句のつけようのないサウンドクオリティが気持ち良くしらいるからだろう。
さらに、疑いようのないポップスグルーヴ「都会」。
クリス・パーカーのタイトなドラムに、細野晴臣によるブリブリなベース、山下達郎のコーラス、そして坂本のキーボード。彼らのすばらしいサウンドプロダクションに、大貫妙子の透きとおるようなヴォーカルのマッチングが完璧すぎ。 とあるインタビューではスティーヴィー・ワンダーの影響を受けた曲であると、本人によって語られてはいるが、イントロはおそらく、、、いや間違いなくマーヴィン・ゲイの「What's Going On」のオマージュ。
そのほか、ジャズの要素が強い「誰のために」や、バンド感あふれる「Silent Screamer」など、色褪せない名曲たちが収録。
最近では、海外のレコードコレクターからも高く評価され、世界からもそのサウンドが注目されている本作。
日本でも再評価を受け、再発されつづけている逸品である。
軽快なリズムと溢れんばかりのグルーヴ、そんな永遠のマスターピース。
これぞまさにジャパンメイドなブルーミュージックなのだ。