"メイド・イン・ジャパン"のブルージーンズ、『EDWIN』。
日本から発信するジャパンクオリティとして、世界のファッションシーンからも注目されているデニムブランドだ。
そんな『EDWIN』がお届けする、世界に通用するハイクラスでハイクオリティジャパニーズサウンド、それが"Blue Music"である。
良くも悪くも、相対する意味を持つ"Blue"という言葉。
ココではさまざまなイメージを想像させてくれる、日本が世界に誇るジャパンクオリティなグッドミュージックを"Blue Music"として紹介してゆく。
素材提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
■TRACK LIST | |
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A面 | B面 |
01. バイブレイション(LOVE CELEBRATION) | 01. TOKYO SPECIAL(MANHATTAN SPECIAL) |
02. やりかけの人生 | 02. 木もれ陽(SEQUOIA FOREST) |
03. 夏の初めのイメージ | 03. テイク・ミー |
04. ベリー・スペシャル・モーメント | 04. 待ってて(LAID BACK MAD OR MELLOW |
05. 人はそれぞれ(JUST ANOTHER LOVE SONG) |
■TRACK LIST | ||||
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A面 | ||||
01.バイブレイション(LOVE CELEBRATION) | 02.やりかけの人生 | 03.夏の初めのイメージ | 04.ベリー・スペシャル・モーメント | 05.人はそれぞれ(JUST ANOTHER LOVE SONG) |
B面 | ||||
01.TOKYO SPECIAL(MANHATTAN SPECIAL) | 02.木もれ陽(SEQUOIA FOREST) | 03.テイク・ミー | 04.待ってて(LAID BACK MAD OR MELLOW) |
今回ご紹介するブルーミュージックは、ジャズシンガー笠井紀美子が1977年にリリースしたアーバンフィーリンなアルバム『TOKYO SPECIAL』。
60年代中盤からヴォーカル活動をはじめ、70年代初頭にはジャズシンガーとしてその名を馳せていた彼女。同時代に活躍していたソウル/ゴスペル派で歌い上げ系のしばたはつみとは対局の、セクシーかつクールに歌うヴォーカルスタイルの彼女。
そんな彼女が、70年代の音楽業界まわりで注目されていたサウンド、ニューミュージックに挑戦したのがこのアルバムなのだ。
プロデュースは、音楽プロデュース界の父 酒井政利と彼女本人。
すべての曲の作詞を、音楽家 加藤和彦の妻で作詞家の安井かずみが担当し、アレンジを日本を代表するジャズピアニスト鈴木宏昌、演奏は鈴木”コルゲン”宏昌率いるColgen Bandが担当している。
さらに、作曲には山下達郎、鈴木勲、筒美京平をはじめ、横倉裕、矢野顕子などが参加。演奏には日野皓正、伊集加代子、村岡建、岡沢章、松木恒秀など、日本屈指のミュージシャンたちが参加した、まさに名作中の名作だ。
おススメは、山下達郎プロデュースによる「バイブレイション」。
元々は、細野晴臣プロデュースでリンダ・キャリエール(Linda Carriere)のために「LOVE CELEBRATION」としてつくられた本曲。しかし、リンダ・キャリエール バージョンはヴォーカルの出来が思わしくなということで、残念ながらデモのみでお蔵入りとなってしまった。それを山下達郎が、1978年にリリースした通算3作目となる自身のアルバム『GO AHEAD!』に収録。
そんな曲に、安井かずみが日本語バージョンとして作詞し、「バイブレイション」として収録したという、かなりいわくつきの曲なのだ。
ハネるベースにクチャクチャなカッティングギター、タイトなドラム、都会感あふれるホーンセクションに女性コーラス、鈴木”コルゲン”宏昌による神業とも言っていい素晴らしすぎるアレンジが、さらなるアーバンサウンドへと進化させた名曲中の名曲で、まさにブルーミュージック。
そして、筒美京平プロデュースによる「夏の初めのイメージ」。ディスコサウンドに精通し、アップリフティングなサウンドの印象が強い筒美京平だが、ライトでメロウがグルーヴがとにかく心地よすぎ。
彼の隠れ名曲として名高い、グッドフィーリンミュージックである。
さらに、「ベリー・スペシャル・モーメント」。
こちらはカヴァー曲で、オリジナルはアメリカの黒人女性7人組のSOULボーカル・グループ The Love Machineによるディスコミュージック。
それを安井かずみによるセツナすぎる日本語歌詞に、これまた鈴木”コルゲン”宏昌による神業アレンジより土臭さのまったくないアーバンAORサウンドへと進化。
さらに、日野皓正による鋭いキレのあるトランペット、そして、心の琴線に触れるストリングス。すべてのバランスが本当に素晴しい瞬間を与えてくれる、まさに”ベリー・スペシャル・モーメント”。
ちなみにこのジャケットの写真は、日本の女性を撮らせたら右に出る写真家はいない、巨匠 篠山紀信によるもの。
そんなわけで、溢れんばかりのシティでポップなアーバンサウンドが、トーキョーの夜に似合う。
これが世界に誇れるブルーミュージックないちまいなのだ。