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Vol.04 鈴木 茂

"メイド・イン・ジャパン"のブルージーンズ、『EDWIN』。
日本から発信するジャパンクオリティとして、世界のファッションシーンからも注目されているデニムブランドだ。
そんな『EDWIN』がお届けする、世界に通用するハイクラスでハイクオリティジャパニーズサウンド、それが"Blue Music"である。

良くも悪くも、相対する意味を持つ"Blue"という言葉。
ココではさまざまなイメージを想像させてくれる、日本が世界に誇るジャパンクオリティなグッドミュージックを"Blue Music"として紹介してゆく。

さまざまな音楽を取り入れた至高のブルーミュージック

アーティスト:鈴木 茂
アルバム:『TELESCOPE』
レーベル:PANAM
発売年:1978年
■TRACK LIST
A面 B面
01. TUESDAY QUEEN 01. スパニッシュ・フライ(媚薬)
02. イメージ・チェンジ 02. ハヴァナ・シガレット
03. ラハイナ・ガール 03. 10セントの魂
04. ストリップ・ティーズ 04. スウィート・インスピレーション
05. マドモアゼル 05. テレスコープ
■TRACK LIST
A面
01.TUESDAY QUEEN 02.イメージ・チェンジ 03.ラハイナ・ガール 04.ストリップ・ティーズ 05.マドモアゼル
B面
01.スパニッシュ・フライ(媚薬) 02.ハヴァナ・シガレット 03.10セントの魂 04.スウィート・インスピレーション 05.テレスコープ

今回は、日本を代表するギタリスト&プロデューサー鈴木 茂が、1978年にリリースした4枚目のソロアルバムをご紹介。

細野晴臣、大瀧詠一、松本隆とのはっぴいえんどの活動を経て、キャラメル・ママからTin Pan Alleyなどでも活躍していた彼。

世の中的には、ファーストソロアルバムである『BAND WAGON』の方がよく取り上げられているので、どうしてもそちらの方が目立ってしまいがちではあるが、個人的には本作の方が“名盤”と言っても過言ではないと考えている。

時代的にも、”超”が付くほどの売れっ子アレンジャー時代で、多忙を極めていた時期。

国内外のさまざまな実力派ミュージシャンとのネットワークも確立していた事もあり、とにかく参加ミュージシャンがスゴすぎなのだ。

まずは、林立夫、松任谷正隆をはじめとするTin Pan Alleyチーム、坂本龍一、後藤次利、斉藤ノブ、佐藤準、浜口茂外也、さらにはアメリカのベーシストで、AORサウンドの神様スティーリー・ダンの右腕としてもおなじみのチャック・レイニーなどなど、スーパーミュージシャンたちが大集結。

しかも、作詞はすべて松本隆が担当という、鈴木茂&松本隆のナイスコンビによる、非の打ちどころのない、まさにスーパーアルバムである。

全体的には、時代感もあると思うが、ストリングスやホーンセクション、それに女性のバックコーラスをフィーチャーした、爽やかなディスコ路線が目立っている。

たとえば、ディスコビートにストリングスや女性コーラスがフィーチャーされた「TUESDAY QUEEN」。おそらく、ABBAの「DANCING QUEEN」に影響を受けているのかと。
そして、Bee Geesの「Stayin' Alive」系ズンドコビート感あふれる「ハヴァナ・シガレット」。
「ストリップ・ティーズ」のベースラインとホーンセクションなんかは、もう疑いようのないほどのスティーヴィー・ワンダーの「Another Star」なのである。

そんな感じで、ディスコでダンサブルな雰囲気が満載ではあるが、個人的な注目曲は、ブリブリのベースに、隠し味のエレピが効きすぎているミドルビートの「イメージ・チェンジ」。
ストリングスやホーンセクション、コーラスなども入っていて、音数的には肉厚ぎみなのに、これがまったく胃モタレしない爽やかトロピカルサウンド。
それと、松本隆による、ちょっと恥ずかしい感じのロマンティックなオトコ目線の歌詞もとても良いのである。

さらに、すべてがスキャットで構成されている、極上ブラジリアンチューンのタイトル曲「テレスコープ」。

もちろん、海に行ったら絶対にやってみたい、スーパーマリオ的な”走り&ジャンプスタイル”のジャケットアートもスバらしすぎ。
おそらく、ハイヒールの女性を追いかけているのかな、と。

そんなわけで、アルバム『テレスコープ』。
そのすべてが完璧すぎるサウンドでつくられた、まさしく至高のブルーミュージックな一枚なのである。

カネコヒデシ(BonVoyage)
MediaDirector / Editor & Writer / DJ / Journalist
編集プロダクション"BonVoyage"主宰、社会派カルチャーなWEBマガジン『TYO magazine/トーキョーマガジン』発行人。ニッポンのちょっといい音楽を紹介するプロジェクト『Japanese Soul』主宰。
WEB、紙、空間など、さまざまなメディアを駆使して時代を編集するオトコ。
毎月第三金曜日に渋谷のBar「NIGHTFLY」にて、DJイベント『Japanese Soulナイト』を開催中!

・TYO magazine/トーキョーマガジン:http://tyo-m.jp/
・Japanese Soul:http://japanesesoul.jp/

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