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Select Shops Sympathized with EDWIN.

エドウインのものづくりに共感したセレクトショップたち。Whole View of EDWIN Vol.04

東北地方の工場を拠点に、ものづくりを行なっている〈エドウイン〉。ジャパンクオリティを体現するそのハイレベルな生産体制に魅かれ、協業に取り組んできたセレクトショップのレーベルがあります。それが、「シップス ジェットブルー」と「アーバンリサーチ ドアーズ」。ファッションの最先端を行くこの2つのレーベルが、なぜ〈エドウイン〉をパートナーとして選んだのか? その理由を探っていきましょう。

シップス ジェットブルー_バイヤー 村松 修一さん

工場を訪ねたことで、ジーンズへの愛着がさらに増した。

「シップス ジェットブルー」では、今年、はじめて〈エドウイン〉ブランドとものづくりを行い、別注アイテムとしてジーンズを完成させました。今回の取り組みの背景について、企画を担当したバイヤーの村松修一さんにお話を伺いました。

ー〈エドウイン〉と別注ジーンズをつくることになった経緯を教えてください。

村松:「シップス ジェットブルー」はブランドとして10年近く続いてきましたが、今年、スタンダードなアイテムを取り揃えるエントリーブランドとして、コンセプトを大きくリニューアルしました。その際、やはり“究極のスタンダード”ともいえる5ポケットジーンズをラインナップしたいということになり、〈エドウイン〉に別注を依頼しました。

ーなぜ、〈エドウイン〉を別注先に選んだのでしょうか?

村松:エントリーブランドとして価格を抑えたかった一方で、ちゃんと付加価値のあるアイテムをつくりたかったんです。その点、〈エドウイン〉は、クオリティが確かなだけでなく、ジーンズメーカーとしての長い歴史がありますし、メイド・イン・ジャパンという信頼性もある。〈エドウイン〉となら、説得力のあるいいものが作れると思ったんです。

ーものづくりはどのような流れで進めていったのでしょうか?

村松:デニム生地のオンスを決めて、〈エドウイン〉の膨大なアーカイブの中から理想に近いシルエットをチョイスしました。それから、レングスなどディテールを調整していくという具合です。〈エドウイン〉のスタッフの方は、やはりジーンズのプロフェッショナルなので、こちらのイメージをすぐに理解してくれましたし、ツボを突いた提案をしていただきました。作業はとてもスムーズに進みましたね。

ー東北の工場にも足を運ばれたとか。

ジェイコブ:〈エドウイン〉が国内でジーンズをつくっていることは知っていましたが、詳しい生産背景までは知りませんでした。バイヤーの仕事をしていても、なかなか工場を見学することはありません。この機会に、ジーンズが出来るところをぜひ見ておきたいと思って、秋田の縫製工場と洗い工場を訪ねました。

ー実際にご覧になっていかがでしたか?

ジェイコブ:ロールの状態のデニム生地を裁断、縫製し、洗い加工を施して1本のジーンズに仕上げる。その全工程を見ることができました。縫製の作業スピードの速さや正確さ、洗い工場の規模の大きさに感動しましたね。これほどの工場を何十年もずっと回し続けることは並大抵のことではありません。あらためて〈エドウイン〉のすごさを感じました。同時に、生産背景を知ったことで、ジーンズに対してより愛着が湧いてきました。

ー今回の別注ジーンズは、どのような所にこだわっているのでしょうか?

松村:言うまでもなく、〈エドウイン〉が手掛けたメイド・イン・ジャパンのデニムということが最大のポイントです。また、カイハラ製のオリジナル生地を使っているので、まさにオール・メイド・イン・ジャパンと言えます。デザインに関しては、目指していた“究極のスタンダード”を実現できたと思います。バックポケットのステッチも排し、余計な装飾は一切入れていません。シルエットも履く人を選ばず、流行にも左右されない絶妙なスリムテーパードに仕上がっています。色落ちモデルも、極力、濃淡をつけず、プレーンな表情に落とし込んでいます。一方、ポケットの内袋に〈エドウイン〉と「シップス ジェットブルー」のダブルネームに加え、生地や縫製、洗いを手掛けた工場の名前をプリントしています。さりげないこだわりですね。

ー出来栄えには満足していますか?

松村:そうですね。〈エドウイン〉のスタッフの方とも、“いいものが出来ましたね”というお話をさせていただきました。また、試着していただいたお客様からは、“普通にいいっすね”みたいなリアクションをいただいていると聞きます。それこそがこちらの狙いだったので嬉しいですね。

今後も〈エドウイン〉との取り組みは続いていくのでしょうか?

松村:今回のスリムテーパードの5ポケットジーンズは、今後も定番として続けていく予定です。来春には、同じ型でブラックのカツラギ仕様のモデルが登場します。〈エドウイン〉との取り組みは、一過性のものではなく、長く続いていくものにしたいですね。工場を見学したこともあり、〈エドウイン〉の優れた生産背景をエンドユーザーにしっかり伝えていきたいという思いもあります。我々の別注ジーンズをきっかけに、若い人たちにも〈エドウイン〉がどんなブランドなのか知ってもらえると嬉しいですね。

Style Sample With SHIPS JET BLUE

ボア付きのコーデュロイパーカを合わせたサーフテイスト漂うコーディネート。インナーはカットソー1枚でも様になります。ベーシックなシルエットと色合いのジーンズゆえ、合わせる服を選びませんし、色落ち加工によるアタリも主張しすぎないので、流行に左右されず長く愛用できます。

EDWIN × SHIPS JET BLUE 5POCKET DENIM PANTS ¥7,400+TAX

「シップス ジェットブルー」が〈エドウイン〉に別注した5ポケットジーンズ。カイハラ社製の13.5オンスストレッチデニムを使用しており、裁断、縫製、洗い、仕上げにいたるまで、完全国内生産を実現しています。クセのないスリムテーパードシルエットは、レングスをジャストサイズにすることで、身長や体型を問わず、すっきりと穿きこなすことが可能。腰裏にあしらった「Made in Japan」と「シップス ジェットブルー」のダブルネーム、前ポケットの内袋に押されたスタンプにも注目です。

シップス 渋谷店

住所:東京渋谷区神南1-18-1 神南1丁目ビル B1F
電話:03-3496-0481
時間:11:00~20:30
http://www.shipsltd.co.jp

アーバンリサーチ ドアーズ_商品グループ シニアチーフ 西川 茂樹さん

熱のこもったものづくりに、ブランドが支えられている。

「アーバンリサーチ ドアーズ」では、3年前から〈エドウイン〉の国内工場を使ってプライベートブランドの商品をつくり続けています。なぜ、自社製品の生産を〈エドウイン〉に依頼することになったのか? その経緯をDOORS商品グループシニアチーフの西川茂樹さんに聞きました。

ー別注ではなく、プライベートブランドとして〈エドウイン〉にジーンズの生産を依頼した理由を教えてください。

西川:「アーバンリサーチ ドアーズ」では、ベーシックなアイテムを多くラインナップしています。プライベートブランドのアイテムも多くつくってきましたが、クオリティの高いジーンズをつくるのはかなり難しい試みでした。生地はもちろん、縫製や加工、ディテールのつくりまで、本物のジーンズと言えるものをつくれる工場はなかなかありませんから。しかし、「アーバンリサーチ ドアーズ」のオリジナルアイテムとして、何とか本格的なジーンズをラインナップしたかった。そこで、〈エドウイン〉に相談を持ちかけたんです。

ー〈エドウイン〉の生産背景がどのようなものかは知っていましたか?

西川:直接工場を訪ねたわけではありませんが、リサーチを重ねる中で、東北に拠点がいくつかあり、裁断、縫製、洗い加工まで一貫して行なっていること、自社生産で培ってきた優れた技術があることはわかっており、「アーバンリサーチ ドアーズ」のジーンズをつくってもらうのに申し分ないと考えていました。

ー企画はどのように進めていったのでしょうか?

西川:こちらのイメージを伝え、それを元に生地を提案してもらいました。それを受けて、パターンをこちらで用意し、リベットやボタンなど細部を詰めていった感じです。ジーンズってちょっとした縫製や加工の具合で雰囲気がガラッと変わるんです。綺麗に縫えばいいというものでもなくて、少し粗さがあった方が味になったりする。〈エドウイン〉のスタッフの方は、そうしたニュアンスの表現にも精通しており、さすがだなと思いました。

ー第1弾はブルーとブラックのジーンズのほか、カーキとホワイトのストレッチパンツ、レディースのアイテムもラインナップしたそうですね。

西川:5ポケットジーンズ以外にも、ベーシックで質が高いパンツのバリエーションを増やしたかったんです。どれも期待以上の仕上がりになりました。実際に売れ行きもよかったですね。最初は試しにやってみましょうということで〈エドウイン〉との取り組みが始まったのですが、結果を受けて、今後も続けていきましょうというお話になりました。そこで、昨年は第2弾として、デニム生地以外にツイル素材をつかったパンツなども作りました。

ー来年2月発売予定の新作は、これまでのアイテムよりも個性的ですね。

西川:ベーシックな中にも少しエッジの効いたデザインを入れて、「アーバンリサーチ ドアーズ」らしさをより打ち出していきたいと思ったんです。モチーフにしたのは、80年代頃に流行したイタリアブランドのジーンズです。あの絶妙な野暮ったさが、いまの時代かえってカッコいいんじゃないかと思いました。ウエストにタックを入れ、ワタリを太くし、股上を深くとることでボリューム感を出しつつ、裾にかけてテーパードを効かせてスッキリと仕上げています。実際に履いてみるとゆったりしていて楽ちんですし、ヌケ感も演出できます。出来栄えには満足していますね。

ーこれまでの〈エドウイン〉との取り組みを通して感じたことを教えてください。

西川:やはり、メイド・イン・ジャパンで、高いクオリティとコストパフォーマンスを実現しているのはすごいことだと思います。また、〈エドウイン〉のスタッフの方とお話しすると、ジーンズに対する情熱が伝わってくる。我々の仕事は、熱を持ってものづくりをする人たちに支えられているんだと実感しています。

Style Sample With URBAN RESEARCH DOORS

ゆったりめのシルエットのパンツには、タイトめなトップスを合わせるのがセオリーですが、あえてボリューミーなミリタリーアウターを合わせ、上下ともにルーズに着こなすことで80年代っぽさを演出しています。実際に履いてみると、シルエットの絶妙なゆるさや、アウトシームのアタリが際立ちます。

80年代の空気感をまとった、ゆったりシルエットのワンタックジーンズ。

URBAN RESEARCH DOORS 5POCKET DENIM PANTS ¥10,000+TAX *写真はサンプルのため、実際の製品とは仕様が多少異なります

〈エドウイン〉の東北工場で製造された「アーバンリサーチ ドアーズ」のオリジナルジーンズ。80年代のイタリアブランド製のジーンズをイメージしており、ウエストのタックや深い股上、斜めに配されたポケットが特徴的。〈エドウイン〉のロゴを刻印したトップボタンやリベットを使用しており、さりげなく生産背景を主張してくれます。2月発売予定

アーバンリサーチ ドアーズ 渋谷モディ店

住所:東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ 4F
電話:03-4336-8244
時間:11:00~21:00
www.urdoors.com


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