POPEYE 12月号掲載(11/9発売)

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2018/11/09

POPEYE 12月号掲載(11/9発売)

DENIMをアナグラムするとEDWIN。




illustration & title calligraphy:Yu Nagaba
text:Tamio Ogasawara



今デニムをはくなら、何をはく?
そうね、やっぱりアレかしらと、アメリカのあの一本を選ぶ人は多い。
僕も何本も持っている。
でも、果たしてそれでいいものか?
シティボーイを何か別の適当な言葉に置き換えるとしたら、決して"お洒落"ではなく、"天の邪鬼"だと答えたい。
だってそうでしょ、なんでもない普通のものや、流行ってないものが好きなのだから。
そんなシティボーイの本格には、岡山ではない東京のデニムの話をひとつ。
もう多くの人が忘れているかもしれないし、わからないのやもしれないが、日暮里生まれの〈エドウイン〉だ。
正直言うと、20年ほど前のテレビCMでブラッド・ピットが"ゴー、マーリ、サーン、エドウイン"と歌っていたのを最後にすっかりご無沙汰していた。
でも、よくよく考えたらこんなにおいしそうなデニムはないんじゃないかと思ったわけ。
まず僕らのまわりでははいてない。
そして、何より東京生まれ。
生地もしっかりしていて、縫製工場や加工工場は秋田や青森に構える腕の立つジャパンメイド。
岡山のそれではなく、自分たちの基準でものづくりをという気概を北の新天地に求めた。
そもそも、DENIMというアルファベットを組み替えて、EDWINという社名を作り出したのも知らなかった。
ED(江戸)WIN(勝つ)は聞いたことあったけど、これは手ぬぐいなどに見られるオチは言わない、含みをもたせた江戸の洒落、東京の風情。

………

やっぱり今のうちにはいておこうかな。
こっそり、ひっそりと。

【一部引用】 (C)マガジンハウス2018 POPEYE12月号掲載